スタンプラリー雨天対策は屋内開催と運営効率化がカギ
雨の予報が出た瞬間、屋外イベントの担当者は頭を抱えることになります。スタンプラリーの雨天対策として屋内での開催を検討する場合、屋外との違いを理解しないまま紙のスタンプ帳をそのまま持ち込むと、動線の混雑や台紙の劣化といった新たな問題が発生しやすくなります。この記事では、屋内特有の運営課題と、雨天でも参加率と回遊性を落とさない具体的な仕組みづくりについて解説します。あわせて、紙運営に代わる手段としてデジタルくじを使った運営方法も紹介します。

スタンプラリーの雨天対策として屋内開催にすると何が変わるか
雨天対策としての屋内開催とは、商業施設や展示会場など天候に左右されない空間を使い、雨天でも中止せずに複数のスポットを回遊してもらえるよう企画そのものを設計し直すことを指します。屋内開催は雨による中止リスクを避けられる一方で、屋外に比べてスポット間の距離が短く動線が限られるため、紙のスタンプ帳のままでは混雑や不正利用のリスクが屋外以上に顕在化しやすくなります。加えて、傘や荷物を持った来場者が多く、紙のスタンプ台紙への記入や押印は屋外よりも手間に感じられやすくなります。
さらに、湿気や雨滴でスタンプ台紙が濡れて破れたり、インクがにじんだりする劣化も屋内特有の悩みです。屋外なら風で乾きやすい状況でも、屋内は換気が限られるため濡れた紙が乾きにくく、次の来場者に渡すころには判読しづらい状態になっていることもあります。こうした紙運営の弱点を理解したうえで、動線やスタンプの持たせ方を考える必要があります。
紙のスタンプ台に起きやすいトラブル
紙運営で起きやすいトラブルには、次のようなものがあります。
- 濡れた手や傘のしずくで台紙がふやけ、スタンプが正しく押せなくなる
- スタンプ台自体に列ができ、限られた屋内スペースでの混雑が悪化する
- 台紙の紛失や忘れにより、再来場時の確認作業が発生する
限られた通路での動線設計と回遊の促し方

屋内施設での回遊を成功させる鍵は、屋外のように広いエリアを移動させるのではなく、限られた通路やフロア構成の中でいかに来場者を各スポットへ分散させるかにあります。通路幅や出入口の数が限られる屋内では、人の流れが一方向に偏りやすく、特定エリアへの滞留が起きやすい傾向があります。そのため、フロアや区画ごとにスポットを配置し直すことで、混雑エリアを避けて分散した周遊を促すことができます。
実際に、約20スポットを1日で回遊させた食品ロス削減リバーパークin岡崎の事例(2025年10月・愛知県主催)では、来場者を特定エリアから会場全体へ誘導する狙いでスポットが配置されました。単発の屋内イベントであっても、スポットの配置次第で来場者の動きを会場全体に広げられることがわかります。また、来場者は雨天時ほど長時間の周遊を避けたがる傾向があるため、短時間でも達成感を得られるスポット数の調整が必要になります。全館を回らせるのではなく、フロアごとに小さな達成目標を設けることで、無理なく周遊してもらう設計が可能です。屋内での動線設計に関しては、周遊スタンプQRコード設置5ステップ完全ガイドでもスポット配置の考え方を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
デジタルくじなら雨天でもスマホひとつで参加できる
「でらっくじ」はアプリ不要でQRコード・URL・NFCから起動できるため、紙の台紙が濡れる・破れる心配がなく、傘や荷物で両手がふさがりがちな雨天時でもスマホ操作だけで参加を完結できます。Webブラウザからそのまま参加できる仕組みのため、来場者にアプリインストールの手間をかけません。QRコード・URL・NFCのいずれからでも起動できるので、屋内の掲示物やサイネージとも相性がよく、スポットごとの設置方法を柔軟に選べます。
さらに、GPS制限や利用回数制限により、屋内の狭いエリアでも不正な連続利用を防止できます。参加者の利用データ・スポット別集計・属性情報も自動で集計されるため、手作業での確認作業は発生しません。データ活用の詳しい方法についてはスタンプラリー参加データ活用5つの手順でも解説しています。
事例に見る支援範囲の違い
屋内・屋外を問わず、でらっくじの事例には企画から運営まで一括で任せる「フル支援」と、システムのみを利用する「システム提供のみ」の2つの支援範囲があります。実施時期や規模によって選び方が異なるため、まず両者の違いを整理します。
| 事例名 | 実施時期・期間 | 支援範囲 | サポート内容 |
|---|---|---|---|
| 円頓寺商店街 宝くじキャンペーン | 2024年12月・19日間 | フル支援 | チラシ・ポスター制作、限定キャラステッカー制作、店舗・施設向け説明会、運営マニュアル作成、報告書作成 |
| 食品ロス削減 リバーパークin岡崎 | 2025年10月・1日開催 | システム提供のみ | デジタルくじシステムの提供のみ(広報PR・事務局運営は含まない) |
円頓寺商店街の宝くじキャンペーンでは、購入金額に応じてくじを引ける仕組みを商店街内約40店舗、19日間(2024年12月)で実施し、イルミネーションイベントと連動させました。参加店舗側で必要だったのは基本的に掲示物の設置のみで、来場者からの問い合わせ対応は運営側で引き受けています。
一方、食品ロス削減リバーパークin岡崎の事例は約20スポット、1日開催(2025年10月)で、システム提供のみの利用でした。この事例における主催者の愛知県は、SNSでの事前配信という独自の広報施策をあわせて行っています。この事前配信はでらっくじの支援内容には含まれておらず、あくまで主催者側が独自に実施した集客施策です。
費用を検討する際の目安
でらっくじの料金体系は初期費用・月額利用料なしのプロジェクトごとの買い切り型で、価格帯は実施期間によって区分されています。屋内イベントは数時間から短期間の開催になりやすいため、まず自施設の企画がどの期間区分に当たるかを確認するとよいでしょう。
| 企画の期間 | 価格帯の目安 |
|---|---|
| 数時間〜(最小構成) | 20万円程度から |
| 数時間〜(短期) | 20万円程度から |
| SNSや自社サービスとの連携を含む場合 | 20〜30万円程度 |
| 1週間〜数ヶ月(中長期) | 20〜300万円程度 |
単発の館内イベントであれば数時間〜の区分が目安となり、既存のSNSや自社サービスと連携する場合は20〜30万円程度が目安になります。複数日にわたる企画や、フル支援での運営を希望する場合は中長期の区分で検討することになります。
でらっくじの導入相談から始められること
雨天時の運営に不安がある場合は、まず資料をダウンロードして自施設に合う機能や価格帯を確認し、具体的な開催規模が固まった段階で問い合わせるとスムーズに検討を進められます。資料ダウンロードでは景品交換方式やセキュリティ機能など、屋内開催に必要な仕様を事前に確認できます。
景品交換の仕組みづくりから広報物制作、店舗・施設向け説明会、運営事務局まで一括で任せられるため、屋内施設の担当者だけで雨天対応の運営体制をゼロから組む必要がありません。ポイント制・抽選・現地交換など、施設の景品在庫や運営体制に合わせた交換方式を選べる点も特徴です。最短5営業日程度で納品可能なため、梅雨時期や台風シーズンなど天候が読みにくい時期の企画ほど、早めの相談が安心につながります。
まずは資料をダウンロードして仕様を確認し、開催規模が固まったらお問い合わせから相談してみましょう。資料はこちらからダウンロードできます。
屋内でのスタンプラリー開催に関するよくある質問
屋内の限られたスペースでもスポットを多く設置できますか
可能です。QRコードやURL、NFCによる起動はスペースを取らないため、通路の壁面やサイネージ周辺など限られた場所にも設置しやすく、フロアごとに分散したスポット配置がしやすくなります。
雨で来場者が館内の一部エリアに集中してしまう場合、対処法はありますか
スポットの配置とスタンプ取得の条件を工夫することで、特定エリアへの集中を緩和できます。フロアごとに達成目標を分けたり、利用回数制限をかけたりすることで、限られた通路でも一部の場所に列が集中しにくい設計にできます。雨天時は屋外への移動を避ける来場者が増えるため、館内全体に人の流れを分散させる設計が特に重要になります。
雨天で来場者が急増した場合でも景品の在庫管理は問題ありませんか
ポイント制や抽選など複数の交換方式から選べるため、来場者数の変動に応じた景品配分がしやすくなります。利用回数制限も設定できるので、想定を超える利用による在庫切れのリスクを抑えられます。
屋内施設の一部テナントだけが参加を見送った場合、企画は成立しますか
成立します。参加スポットは施設内の一部の店舗・エリアだけでも設定できるため、全テナントの参加が前提にはなりません。参加を見送ったテナント分は動線から外し、参加するスポットに絞って回遊ルートを組み直すことで対応できます。
屋内開催と屋外開催で、料金の目安に違いはありますか
料金は屋内・屋外の区別ではなく、実施期間によって決まります。数時間〜の短期企画であれば20万円程度から、SNSや自社サービスとの連携を含む場合は20〜30万円程度、1週間〜数ヶ月の中長期企画では20〜300万円程度が目安です。屋内開催だからといって特別な加算や割引があるわけではないため、まず企画の実施期間を基準に検討するとよいでしょう。
まとめ
屋内でのスタンプラリーは天候リスクを避けられる一方、限られたスペースでの動線設計と紙運営の劣化リスクが課題になります。デジタルくじを活用すれば、雨天時でも参加のしやすさと運営の効率化を両立できます。今回のポイントを振り返ります。
- 屋内開催は天候の影響を受けにくいが、動線が限られる分、混雑や紙運営のトラブルが起きやすい
- スマホで完結するデジタルくじなら、雨で濡れた手や傘を持った状態でも参加のハードルが低い
- フル支援とシステム提供のみの2つの支援範囲があり、企画の規模や実施期間に応じて選べる
雨天対策を屋内開催だけに頼らず、参加のしやすさと運営効率を両立させる仕組みまで含めて検討することが、当日の混乱を防ぐ近道です。景品の提供方法を検討する際は、景品表示法の規制範囲についても事前に確認しておくと安心です。詳しくは消費者庁の情報も参考にしてください。
