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2026/05/03

地域活性化に若者参加を促す5つのアイデア

地域イベントや周遊企画を開いても、参加するのはいつも同じ顔ぶれで、若い世代がなかなか来てくれない。そんな悩みを抱えていませんか。

地域活性化に若者の参加を促すには、次の5つのアイデアが手がかりになります。

  1. スマホとQRコードだけで参加できるデジタルスタンプラリーにする
  2. くじとキャラクター集めでゲーム性を足す
  3. SNSを参加の入口にする
  4. まちの新しい楽しみ方と組み合わせる
  5. 数字で振り返り、次の企画につなげる

デジタルスタンプラリーとは、紙の台紙の代わりにスマートフォンを使い、スポットに置かれたQRコードを読み取るなどしてスタンプやポイントを集めながら、複数の場所を巡る周遊イベントのことです。この記事では、でらっくじ(名古屋市の株式会社パーが提供するデジタルくじ・デジタルスタンプラリーのサービス)のキャンペーン現場を担当するコミュニティディレクター・高木 美保の話と、名古屋・愛知での事例をもとに、5つのアイデアを具体的に紹介します。

若者が地域イベントに参加しにくいのはなぜか

若い世代が地域イベントに参加しにくい背景には、「情報が届いていない」「参加の手間が大きい」「参加して楽しい理由が見えない」といった事情が重なりがちです。どこでつまずいているかを先に整理しておくと、5つのアイデアのうちどれから手を付けるかを選びやすくなります。

参加しにくい理由 ありがちな場面 対応するアイデア
情報が届いていない 告知が広報誌や紙のポスターに偏り、SNSを日常的に使う世代の目に触れにくい アイデア3
参加の手間が大きい 事前申込や台紙の受け取り、長い登録画面の途中で「めんどくさい」と手が止まる アイデア1
楽しい理由が見えない 「地域のため」という目的は伝わっても、参加すると何が楽しいのかが伝わらない アイデア2・4

また、参加者側の事情とは別に、主催者側の振り返りにも課題が残りがちです。終わったあとにどれだけの人が来たのかが見えないと、次の企画で何を変えればよいかを決められません。この点はアイデア5で取り上げます。

「若者向けの企画」というと特別な仕掛けを考えがちですが、まずは参加の手前にある小さな手間や、情報の届け方を見直すところから始められます。

デジタルスタンプラリー・デジタルくじの企画、まずはご相談ください

企画が固まっていなくても大丈夫です。目的やご予算をうかがい、進め方と費用の目安をお伝えします。

地域活性化に若者参加を促す5つのアイデア

地域活性化に若者の参加を促すアイデアは、参加のしやすさ、楽しさ、届け方、まちとの組み合わせ、振り返りの5つに分けて考えると整理できます。いずれもデジタルスタンプラリーと組み合わせやすく、小さな企画から試せるものです。

デジタルスタンプラリーの画面を表示したスマートフォンとQRコードが設置された店舗の様子を示すイラスト

アイデア1:スマホとQRコードだけで参加できるデジタルスタンプラリーにする

事前申込をする、紙の台紙を受け取りに行く、アプリを探してインストールする。参加までの手順が一つ増えるごとに、「また今度でいいか」と後回しにされがちです。スマートフォンを日常的に使う若い世代には、スポットでQRコードを読み取れば、その場で始められる形が合っています。

でらっくじの場合は、アプリのインストールは不要で、QRコードやURLから参加できます。会員登録も、ゲームを一度体験してもらったあとにニックネームを入れるだけで済む形にしています。この登録の形にした経緯は、デジタルスタンプラリーは高齢者も使える?|担当者に聞く会員登録のつまずき対策で高木さんに聞いています。

高木さんは、参加者の反応について「『いいね、これ』という感じでやってくださるのは、『スマホでできるんだ、手軽じゃん』とか、『メールアドレスとか取られないんだ、いいね』というところで、そこは刺さっていると感じています」と話しています(デジタルスタンプラリーの参加者は何に喜ぶ?|担当者に聞く現場の声)。

手軽さを保つには、登録やアンケートの項目を必要なものに絞ることも大切です。項目の減らし方は、デジタルスタンプラリーの離脱はどこで起きる?|担当者に聞く入力項目の減らし方で紹介しています。

まちなかのスポットでスマートフォンを見ながらデジタルスタンプラリーに参加する参加者

アイデア2:くじとキャラクター集めでゲーム性を足す

スポットを回ってスタンプを集める企画には、周遊を続ける楽しみとして、くじや収集要素を加えることをおすすめします。何が当たるか分からないくじや、集めたくなるキャラクターがあると、「もう1か所行ってみよう」と思える理由の一つにできます。

名古屋・愛知では、名古屋市内の約120スポットを対象にした名古屋ぐるっとツアーで、この考え方を取り入れました。参加者はスポットでQRコードを読み取り、当日限定パスワードを入力してポイントを貯め、一定の条件を満たすと景品に応募できます。さらに「名古屋観光特使 ぴよりん」のコレクション要素を加え、景品応募だけではない楽しみをつくりました。事例ページでは、「次のスポットにも行ってみたい」「もっと集めたい」と思える体験設計が回遊の後押しになったと紹介しています。

名古屋・愛知のほかの取り組みは、名古屋・愛知のデジタルスタンプラリー事例まとめで紹介しています。

なお、商品の購入を参加の条件にして景品を出す場合は、景品表示法の上限に注意が必要です。一般懸賞では、景品の最高額は取引価額5,000円未満なら取引価額の20倍、5,000円以上なら10万円まで、景品の総額は懸賞に係る売上予定総額の2%までです。判断に迷う場合は、消費者庁の景品規制の概要をご確認ください。

アイデア3:SNSを参加の入口にする

若い世代に情報を届けるなら、紙の告知に加えて、SNSを入口にした設計を考えておきたいところです。告知を見てもらうだけで終わらせず、SNSから参加が始まる形にすると、来場前から「行ってみよう」という気持ちを育てられます。

2025年10月19日に開かれた食品ロス削減リバーパーク in 岡崎では、会場の24ブースを巡ってポイントを集める仕組みに加えて、当日使えるポイントをInstagramで事前に配布しました。約8,000人が来場したイベントで、合計参加数は約4,000件、事前のSNS配布は約700件、景品交換は約1,400件でした。

この事例は親子連れを含む幅広い来場者に向けた企画でしたが、SNSを来場前の入口にする設計は、若い世代を呼びたい企画にも応用できます。

広告の予算が限られている場合の告知の工夫は、デジタルスタンプラリーで参加者が伸びないとき|担当者に聞く告知術で高木さんに聞いています。Instagramで発信している方への依頼や、ラジオ・テレビへの働きかけなど、お金をかけずにできる方法を紹介しています。

スマートフォンでSNSのイベント告知を見てデジタルスタンプラリーを知る参加者

アイデア4:まちの新しい楽しみ方と組み合わせる

企画を伝えるときは、地域への貢献に加え、参加者自身が楽しめる体験も示すことをおすすめします。アート、グルメ、自転車での移動など、もともと楽しみにしている体験の中にデジタルスタンプラリーを組み込むと、参加すること自体が出かける理由の一つになります。

名古屋市の中川運河松重閘門エリアでは、2025年9月13日〜21日に、アート展示を中心とした社会実験の中で、4つのスポットを巡ってポイントを貯めるデジタルスタンプラリーを実施しました。貯めたポイントは現地の飲食ブースで使える割引券などと交換でき、シェアサイクル「チャリチャリ(Charichari)」とのコラボで、自転車で移動する流れの中でも参加しやすい形にしています。約100名が参加し、アート展示を目的に来た方がそのまま周辺のスポットも巡る流れが生まれました。

名古屋駅近くの通りで、街なかのスポットを手で示す高木さん

アイデア5:数字で振り返り、次の企画につなげる

若い世代が来たかどうかを印象だけで判断していると、次の企画で何を変えればよいかを決められません。でらっくじでは、開催中にユーザー数とQRコードの読み込み数を確認できます。

この2つの数字から、企画全体の参加状況やスポット別の利用状況を把握できます。どのスポットがよく巡られているのかは、次の企画でスポットや案内を見直す材料になります。でらっくじの運営で高木さんが開催中にどの数字を見ているかは、デジタルスタンプラリー初日、運営は現場に張り付くのか|担当者に聞くで紹介しています。

参加者の年代や、どこで企画を知ったかといった認知経路を調べたい場合は、ユーザー数やQRコードの読み込み数だけでは分からないため、必要最小限のアンケートなどを別途設計します。入力の手間を増やさないよう、質問を選択式にして数を絞る、参加者がどこから来たのかを知りたい場合は郵便番号だけを最初に入れてもらう、といった方法があります。あわせて、「前年より参加者を増やす」「SNS経由の参加を増やす」のように、何を伸ばしたいのかを最初に決めておくと、終わったあとの振り返りがしやすくなります。

でらっくじのメンバーがパソコン画面を見ながらデジタルスタンプラリーのユーザー数とQRコード読み込み数を確認している様子

デジタルスタンプラリーで若者参加の企画を立ち上げる手順

若者の参加を狙ったデジタルスタンプラリーは、目的と対象を決め、スポットと景品をそろえ、参加の流れと告知を準備し、開催中は数字を見ながら手を打つ、という順に進めると迷いにくくなります。

  1. 目的と対象を決める(どの世代に、何をしてほしいのか。参加者数などの目標もここで決める)
  2. スポットと景品・特典を決める(店舗・施設への参加のお願いもこの段階で進める)
  3. 参加の流れを設計する(QRコードの読み取りから景品応募まで、登録やアンケートの項目を絞る)
  4. 告知を準備する(チラシ・ポスターに加えて、SNSでの発信や来場前の参加の入口を用意する)
  5. 開催中は数字を見て、告知やスポットの案内を見直す
  6. 終了後に振り返り、次の企画に生かす

参加店舗への声のかけ方は、デジタルスタンプラリーの参加店舗はどう集める?|担当者に聞く声かけと説明のコツで高木さんに聞いています。

予算や店舗の協力が不安なときはどうするか

予算が限られている場合は、スポット数や期間を絞った小さな企画から始め、結果を見て翌年以降に広げる方法があります。店舗の協力が不安な場合は、店舗にお願いする作業をできるだけ少なくし、参加者からの問い合わせは運営側が受ける設計にしておくと安心です。

予算が限られているときは、どう始めればよいか

でらっくじの場合、短期・シンプルな構成であれば20万円程度から実施できます。長期のキャンペーンでは、システムに加えて景品費、キャンペーンサイト、チラシやポスターなどの販促物、事務局運営、広告出稿が加わるため、金額が上がります。まずは小さく試して手応えを確かめ、次の企画で規模を広げる進め方が現実的です。詳しい金額は料金ページをご覧ください。

参加店舗・施設の協力が得にくいときは、どうすればよいか

店舗が参加をためらう背景には、費用の持ち出しへの心配や、スマートフォンの操作を聞かれても困るという不安がありがちです。でらっくじの場合、店舗にお願いするのは基本的にQRコードの掲示物を貼っていただくことと簡単なご案内だけで、参加者からの問い合わせは事務局が受けています。役割分担の考え方は、デジタルスタンプラリーで店舗の負担を減らすには|担当者に聞く役割分担の設計で紹介しています。

店先に貼ったQRコードの掲示物を手で示しながら説明する高木さん

でらっくじで若者参加のデジタルスタンプラリーを実施するには

でらっくじは、スポットを巡るとポイントや景品がランダムで当たる「くじ」の要素と、オリジナルキャラクターをマイページで集める要素を備えたサービスです。企画の立案から広報物の制作、事務局運営までまとめて相談できます。

でらっくじの場合、参加はQRコード・URL・NFCタッチから行え、アプリのインストールは必要ありません。システムをすべて自社で開発しているため、標準機能にとどまらないカスタマイズや追加開発にも対応できます。チラシやポスター、キャンペーンサイト、SNS動画などの広報物制作、プレスリリースや取材依頼といったPR支援、参加者からの問い合わせ対応や景品の手配・郵送、報告書作成などの事務局運営もお任せいただけます。

短期のイベントであれば、最短5営業日程度での納品にも対応しています。機能の詳細は機能ページでご確認いただけます。

商店街での実施例としては、名古屋の円頓寺商店街で、対象店舗で一定金額以上を購入した来街者がQRコードからデジタルくじに参加できるキャンペーンを行っています(2024 円頓寺商店街 宝くじキャンペーン、2025 円頓寺商店街 年末BIG宝くじ)。商店街のイルミネーションを見に来た方もQRコードから参加でき、買い物以外で商店街を訪れるきっかけにもなりました。

まとめ

地域活性化に若者の参加を促す5つのアイデアを振り返ります。

  • アイデア1:スマホとQRコードだけで参加できる形にして、参加の手間を減らす
  • アイデア2:くじやキャラクター集めで「もう1か所行ってみよう」と思える理由をつくる
  • アイデア3:SNSを告知だけでなく参加の入口として使う
  • アイデア4:アートやグルメ、自転車での移動など、まちの楽しみ方と組み合わせる
  • アイデア5:参加の数字で振り返り、次の企画につなげる

いきなりすべてをそろえる必要はありません。まずは一つのアイデアを小さな企画で試し、数字を見ながら育てていくことから始めてみてください。

デジタルスタンプラリーと若者参加に関するよくある質問

地域活性化に若者の参加を促す企画について、自治体や商店街のご担当者様が気になりやすい点をまとめました。

若者が参加しやすい地域イベントにするには、何から始めればいいですか?

まずは参加の手間を減らすことから始めるのがおすすめです。事前申込や紙の台紙をなくし、スマホでQRコードを読み取ればその場で始められる形にすると、若い世代も気軽に参加しやすくなります。そのうえで、くじやキャラクター集めなどの楽しさと、SNSでの告知を組み合わせます。

デジタルスタンプラリーは若者以外の世代も参加できますか?

参加できます。でらっくじの場合は、QRコードを読み取ればすぐにゲームが始まり、会員登録もニックネームを入れるだけで済む形にしています。高齢の参加者への配慮は、デジタルスタンプラリーは高齢者も使える?|担当者に聞く会員登録のつまずき対策で紹介しています。

デジタルスタンプラリーの費用はどれくらいですか?

でらっくじの場合、短期・シンプルな構成なら20万円程度からです。長期のキャンペーンでは、システムに加えて景品費、キャンペーンサイト、チラシやポスターなどの販促物、事務局運営、広告出稿が加わるため、金額が上がります。詳しくは料金ページをご覧ください。

1日だけのイベントでもデジタルスタンプラリーはできますか?

できます。食品ロス削減リバーパーク in 岡崎は2025年10月19日の1日開催で、会場の24ブースを巡ってポイントを集める形で実施しました。会場内の回遊を生む仕組みとしても活用できます。

同じ企画を翌年も続けられますか?

続けられます。前年の実施内容をふまえて、演出や参加の流れを見直しながら続ける形もあります。継続して実施した企画は事例紹介でご覧いただけます。

若者参加の企画を考える自治体・商店街のご担当者様へ

でらっくじでは、デジタルスタンプラリーの企画づくりから、告知の相談、店舗・施設への参画依頼、事務局運営までお手伝いしています。名古屋・愛知をはじめとしたこれまでの取り組みは事例紹介にまとめています。「若い世代に届く企画にしたい」という段階からでも、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

でらっくじへのご相談・資料のご請求

名古屋・愛知をはじめ、自治体・観光・商店街の周遊企画を企画から運営まで支援しています。サービスの詳しい資料もお送りしています。

でらっくじについて

自治体・観光の周遊イベントに最適!名古屋発のデジタルくじ・デジタルスタンプラリー「でらっくじ」は、QRコードやURLから参加できるスマホ参加型のデジタルくじサービスです。参加する方はアプリのインストール不要。スマホひとつで参加できます。

できることは、シンプルなデジタルスタンプラリーだけではありません。

  • くじ・抽選の楽しさを足せる:スポットを巡って集めたポイントで、抽選に応募したり景品と交換したり。「回るだけ」で終わらない体験をつくれます
  • デザイン・演出にこだわれる:でらっくじを運営する株式会社パーは、デザインが得意なIT会社です。キャンペーンサイトやSNS動画、チラシ・ポスターまで、プロのデザイナーが世界観ごとつくります
  • キャラクターを集められる:ポイントや景品と一緒にオリジナルキャラクターを獲得し、マイページでコレクションできます。「もう1か所回ろう」の動機になります
  • 広報・PRまで任せられる:プレスリリース制作や取材依頼、景品グッズの企画・手配もお手伝いします
  • 事務局運営まで引き受けられる:参加者からの問い合わせ対応、店舗・施設への参画依頼や説明会、景品の手配・郵送、報告書の作成まで対応します
  • 100%自社開発だから柔軟:標準機能にとどまらず、ご希望に合わせたカスタマイズや追加機能の開発ができます

観光、自治体、商業施設、商店街、イベントなど、さまざまな現場で活用されています。できることの一覧はこちら。

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