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社員blog
2026/10/08

デジタルスタンプラリーで店舗の負担を減らすには|担当者に聞く役割分担の設計

「自分たちに聞かれても困るし」。デジタルスタンプラリーへの参加をお願いしたとき、店舗からこうした不安の声をいただくことがあります。

デジタルスタンプラリーの期間中、店舗には毎日同じスタッフが立っているとは限りません。アルバイトの方もいるなかで、店舗にどこまでお願いし、どこからを運営側が持つのか。この線引きを間違えると、せっかく参加していただいた店舗に負担がかかってしまいます。

今回インタビューしたのは、参加店舗への説明や事務局運営を担当するコミュニティディレクター・高木美保です。

デジタルスタンプラリーとは、紙の台紙やスタンプ台を使わず、参加する方がスマホでQRコードを読み取ってスポットを巡る周遊企画のことです。名古屋発の「でらっくじ」は、このデジタルスタンプラリーに「くじ」の要素を加えたサービスです。スポットを巡るとポイントや景品がランダムで当たり、オリジナルキャラクターをマイページでコレクションできます。参加する方はアプリのインストールなしで、スマホひとつから参加できます。

この記事では、店舗にお願いすることと運営側が持つことの線引き、スタッフ向け資料の作り方、そして「効果があったか分からない」と言われたときの答え方について聞きました。

デジタルスタンプラリーで、店舗にお願いすることと運営が持つことの線引き

店舗の負担を軽くするには、まず「店舗に何をお願いするか」を決める必要があります。高木さんは、どこで線を引いているのでしょうか。

店先の看板にデジタルスタンプラリーのQRコード掲示物を貼る高木さん

―― 高木さんは、店舗にお願いすることと、でらっくじ側で持つことをどのように線引きしているのでしょうか。

高木 基本的に店舗さんにお願いするのは、QRコードの掲示物を貼っていただくことと、「お客様がいらっしゃったら、こちらのご案内もお願いします」というくらいです。

たとえばエラーが出たときに、店舗さん側で何かしなければいけないとか、「ここに連絡してください」ということはありません。参加する方ご自身から、でらっくじの事務局にご連絡いただく形をとっています。

商店街からの景品がない企画や、AICHI WORLD TOURのような企画では、本当に貼っていただくだけです。お客様から場所を聞かれたら「あちらにありますよ」とご案内いただくくらいで済むようにしています。「これがこうなっちゃって」というお問い合わせは、基本的に事務局へ連絡していただく形です。

参加者からのトラブル相談は、店舗ではなく誰が受けるのか

参加する方のスマホで不具合が起きたとき、目の前にいるのは店舗のスタッフです。それでも店舗に対応をお願いしないのは、なぜなのでしょうか。

―― 参加する方のスマホで不具合が起きても、店舗のスタッフに対応をお願いしないのはなぜでしょうか。

高木 あくまでもスタッフさんの負担を考えてのことです。飲食店さんなどではアルバイトの方もいらっしゃいますし、毎日同じ人がいるわけではないと思うんです。なので、そういうところを工夫しています。

分からないところは基本的に事務局へ。スタッフさんには、イベントについて知っておいていただいて、聞かれて困らない程度のことだけをお願いするイメージです。

事務局で参加者からの問い合わせ電話に対応する高木さん

店舗への声のかけ方や、参加していただくための説明の仕方は、関連記事「デジタルスタンプラリーの参加店舗はどう集める?」で高木さんに聞いています。

店舗スタッフ向けの説明資料は、どこまで細かく作るのか

デジタルスタンプラリーの内容を店舗のスタッフに伝えるための説明資料は、丁寧に作ろうとするほど分厚くなりがちです。高木さんは、どのくらいの分量で作っているのでしょうか。

チラシや説明資料を机に広げて、パソコンで作業する高木さん

―― 高木さんは、店舗スタッフ向けの説明資料をどのくらい細かく作っているのでしょうか。

高木 「どのくらい細かく作りますか?」という問いでいくと、「そこまで細かく作らない」が正解かなと思っています。

資料が分厚いと、内容が細かすぎて、かえって読んでもらえないと思うんです。なので、両面くらいの資料に、本当によくある質問を並べるようにしています。細かすぎると店舗さん側の負担にもなっちゃうので、パッと見て分かることを大事にしています。

店舗に「効果があったか分からない」と言われたら、どう答えるのか

デジタルスタンプラリーに参加していただいたあと、店舗から「効果があったのか分からない」という声が出ることがあります。ただし、来訪者数などの実際の数字を店舗に伝えられるかどうかは、主催者のご意向によって変わります。そうした事情もあるなかで、高木さんはどう答えているのでしょうか。

―― 参加店舗から「効果があったか分からない」と言われたとき、高木さんはどう答えているのでしょうか。

高木 やってみて実際の効果が分からないというのは、不安のひとつだと思うんです。そういう店舗さんには、「実際にこれくらいあったんですよ」と反応をお伝えするようにしています。

そうすると「意外と来てたんだ」となったりもします。走り出したあとの動きを分析していくと、「意外と来ていますよ、ゼロじゃないですよ」ということもお伝えできるかなと思います。

※ 実際の数字をお伝えできるかどうかは主催者のご意向によるため、でらっくじでは主催者に確認を取ったうえで、店舗へお伝えしています。

打ち合わせの机で、デジタルスタンプラリーのQRコードをスマホで読み取る様子

参加店舗からもらって、印象に残っている反応

デジタルスタンプラリーに参加した店舗からは、どんな言葉が返ってくるのでしょうか。

商店街の店先で、店舗の方と一緒にデジタルスタンプラリーのチラシを見る高木さん

―― 高木さんが参加店舗からもらった反応で、印象に残っているものを教えてください。

高木 「結構来てくれたよ」と言っていただけるのが印象に残りますね。実際にやってみて「意外と来てくれたよ」と言ってくださる方がいると、うれしいなと思います。「知ってもらえた」「これのおかげで来てくれる人が増えました」というのもうれしいですよね。

商店街の企画とは別になりますが、去年の旅ろっ!愛知×ぐるっとツアーのときは、期間中に店舗さんへ数字をお伝えするのが少し難しいところもあって、終わってからのご報告という形になってしまいました。それでも「こういう施策っていいね、うちでも入れようかな」と言ってくださる方もいました。

店舗や施設から「うちでもできる?」と聞かれたときに確認すること

参加した店舗の側から、「自分たちでもやってみたい」という相談が来ることもあるそうです。そのとき、高木さんはまず何を確認するのでしょうか。

打ち合わせで、資料とチラシを見せながら説明する高木さん

―― 店舗や施設から「うちでもできるの?」と聞かれたとき、高木さんは最初に何を確認するのでしょうか。

高木 「もちろんできますよ」とお答えします。店舗さんに限らず施設さんからも、「こういうことできるの?」というお話は結構あって、うれしいですね。

そのうえで確認するのは、費用感や予算感です。もちろんできるけれど費用はかかる、初期費用はこの部分だけかかる、というところを確認することになるかなと思います。商店街がベースであれば、もう少しコストを抑えてやれると思っていますし、個店でやっていけるような内容で、景品も提供いただけるなら、それをどんどん回していただければいいかなと思っています。

参加店舗の負担で悩んでいる自治体・商店街のご担当者様へ

高木さんの話をまとめると、店舗の負担を減らすための設計は次の3点です。

  • 店舗にお願いするのは掲示と簡単な案内だけ:QRコードの掲示物を貼っていただき、聞かれたら場所を案内していただく程度にとどめます
  • トラブルの相談は事務局が受ける:エラーなどの問い合わせは、参加する方から直接事務局へ連絡していただく形にします
  • 説明資料は細かくしすぎない:両面くらいの資料によくある質問を並べ、パッと見て分かる内容にします

でらっくじでは、参加する方からの問い合わせ対応や、店舗・施設への参画依頼と説明会、景品の手配・郵送、報告書の作成まで、事務局運営をお手伝いしています。「うちの規模でもできる?」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

でらっくじのはっぴを着て、円頓寺商店街に立つ高木さん

デジタルスタンプラリーの店舗負担に関するよくある質問

参加店舗は期間中、具体的に何をすればよいですか?

基本はQRコードの掲示物を貼っていただくことと、お客様から聞かれたときの簡単なご案内だけです。「掲示物はあちらにありますよ」と伝えていただける程度で十分で、それ以上の操作や機材の管理をお願いすることはありません。

参加者のスマホで不具合が起きたら、店舗が対応するのですか?

いいえ。参加する方ご自身から、でらっくじの事務局へご連絡いただく形をとっています。店舗のスタッフが技術的な対応をする必要はなく、「分からないことは事務局へ」という線引きを最初にお伝えしています。

店舗スタッフ向けの説明資料はどれくらいの分量ですか?

両面くらいの資料に、よくある質問を並べる形にしています。分厚い資料は細かすぎて読まれず、それ自体が店舗の負担になるためです。お客様に聞かれて困らない程度の情報に絞っています。

参加店舗に効果を伝えることはできますか?

主催者の了承が得られれば、お伝えできます。実際の数字をお伝えできるかどうかは主催者のご意向によって変わるため、事前に主催者に確認を取ったうえで、分析した結果をもとに来訪の状況をお伝えしています。企画によっては、期間中ではなく終了後のご報告になる場合もあります。

商店街や個店の規模でもデジタルスタンプラリーはできますか?

できます。商店街をベースにした形であればコストを抑えた設計も可能で、個店で運用していける内容にもできます。初期にかかる費用は発生するため、まず予算感を確認したうえでご提案しています。

でらっくじについて

自治体・観光の周遊イベントに最適!名古屋発のデジタルくじサービス「でらっくじ」は、QRコードやURLから参加できるスマホ参加型のデジタルくじサービスです。参加する方はアプリのインストール不要。スマホひとつで参加できます。

できることは、シンプルなデジタルスタンプラリーだけではありません。

  • くじ・抽選の楽しさを足せる:スポットを巡って集めたポイントで、抽選に応募したり景品と交換したり。「回るだけ」で終わらない体験をつくれます
  • デザイン・演出にこだわれる:でらっくじを運営する株式会社パーは、デザインが得意なIT会社です。キャンペーンサイトやSNS動画、チラシ・ポスターまで、プロのデザイナーが世界観ごとつくります
  • キャラクターを集められる:ポイントや景品と一緒にオリジナルキャラクターを獲得し、マイページでコレクションできます。「もう1か所回ろう」の動機になります
  • 広報・PRまで任せられる:プレスリリース制作や取材依頼、景品グッズの企画・手配もお手伝いします
  • 事務局運営まで引き受けられる:参加者からの問い合わせ対応、店舗・施設への参画依頼や説明会、景品の手配・郵送、報告書の作成まで対応します
  • 100%自社開発だから柔軟:標準機能にとどまらず、ご希望に合わせたカスタマイズや追加機能の開発ができます

観光、自治体、商業施設、商店街、イベントなど、さまざまな現場で活用されています。できることの一覧はこちら。

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