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2026/03/17

デジタルくじ導入費用の相場と3つの削減方法を徹底解説

デジタルスタンプラリーやデジタルくじを周遊イベントに取り入れるとき、自治体・観光協会・商店街のご担当者様がまず知りたいのは「全体でいくらかかるのか」ではないでしょうか。でらっくじ(名古屋市の株式会社パーが提供するデジタルくじ・デジタルスタンプラリーのサービス)の場合、短期・シンプルな構成なら20万円程度から導入できます。長期のキャンペーンでは、システムに加えて景品費・キャンペーンサイト・チラシやポスターなどの販促物・事務局運営・広告出稿が加わるため、金額が上がります。

デジタルスタンプラリーとは、紙の台紙の代わりにスマートフォンでスタンプを集め、まちの中のスポットを巡ってもらう周遊企画のことです。デジタルくじとは、QRコードやURLからスマートフォンで抽選に参加できる仕組みのことです。でらっくじはこの2つを組み合わせたサービスです。スポットを巡るとポイントや景品がランダムで当たり、オリジナルキャラクターをマイページでコレクションできます。

この記事では、次の内容を紹介します。キャンペーン現場を担当するコミュニティディレクター・高木 美保の話も交えています。

  • 費用の内訳と、金額が変わる理由
  • 名古屋・愛知の事例で見る構成の違い
  • 費用を抑える3つの方法
  • 見積もりの前に決めておくことのチェックリスト

チラシを机に広げて打ち合わせをする高木さん

デジタルスタンプラリーの費用はどれくらいかかるのか

でらっくじでデジタルスタンプラリーやデジタルくじを実施する場合、短期・シンプルな構成なら20万円程度からが目安です。期間の長いキャンペーンや規模の大きな周遊企画では、システム以外の項目が加わるため、金額が上がります。

長期のキャンペーンで金額が上がる主な理由は、企画に付け加える項目が増えることです。加わりやすい項目は、次の5つです。

  • 景品費(景品の制作・手配・発送)
  • キャンペーンサイト
  • チラシやポスターなどの販促物
  • 事務局運営(参加者からの問い合わせ対応、店舗・施設への参画依頼と説明会、報告書作成など)
  • 広告出稿

どの項目を加えるかによって、長期のキャンペーンの金額は大きく変わります。内容ごとの目安は料金ページでご確認ください。

デジタルくじの導入費用は何で決まるのか

デジタルくじの導入費用は、主に次の3つで決まります。

  • 期間とスポット数
  • 必要な機能
  • どこまでを任せるか

同じ仕組みを使っても、景品や販促物、事務局運営を含めるかどうかで、見積もりの中身は変わります。見積もりに入りうる項目を整理すると、次のようになります。

費用の項目 主な内容 必要になる場面
システム くじ・スタンプの仕組み、QRコード、管理サイトなど すべての企画
カスタマイズ・追加開発 クイズ、アンケート、外部サービスとの連携、表示言語の追加など 標準機能にない仕組みが必要なとき
景品費 景品の制作・手配・発送 景品を用意するとき
キャンペーンサイト 参加方法や景品を案内するサイト 参加方法や景品を詳しく案内したいとき
販促物 チラシ、ポスター、スポットに掲示するQRコード台紙 スポットへの掲示や配布物が必要なとき
事務局運営 参加者からの問い合わせ対応、店舗・施設への参画依頼と説明会、運営マニュアル、報告書作成 参加者対応や参加施設との調整を任せたいとき
広告出稿 Web・SNSなどへの有料広告 有料の広告で認知を広げたいとき

期間とスポット数

期間が長く、参加スポットが多い企画ほど、運営の作業が増えます。具体的には、店舗・施設への参画依頼や説明会、QRコード台紙の手配、参加者からの問い合わせ対応などです。単発のイベントと、数か月にわたる広域の周遊キャンペーンでは、必要な事務局の体制が大きく違います。

コミュニティディレクターの高木さんは、開催初日から参加者の問い合わせが来ること自体は多くないとしたうえで、「ただ、いま開催しているAICHI WORLD TOURのように参加していただく店舗や施設が多い企画だと、店舗さんとのずれが出ることはあります」と話しています(デジタルスタンプラリーの参加者対応|運営事務局に届く問い合わせの実際)。

高木さんによると、よくあるのは次のようなケースです。納品したQRコード台紙が現場のご担当者様まで渡っておらず、参加者から台紙が見当たらないという連絡が届きます。こうした店舗・施設への確認や連絡も、事務局運営の仕事に含まれます。

参加店舗を集める段階での声のかけ方は、関連記事「デジタルスタンプラリーの参加店舗はどう集める?|担当者に聞く声かけと説明のコツ」で紹介しています。

店舗に掲示するQRコード付きチラシ

必要な機能

基本の流れは、QRコードを読み取ってポイントや抽選結果を表示することです。ここにクイズやアンケート、外部サービスとの連携、表示言語の追加などを組み込むと、その分の設定や開発が加わります。

でらっくじは100%自社開発のため、標準機能にとどまらないカスタマイズや追加開発にも対応できます。ただし、費用は内容に応じて変わります。たとえば、でらっくじの場合、対応言語の追加は別途お見積もりです。

どこまでを任せるか

システムだけを使うのか、企画立案から事務局運営、景品発送までをまとめて任せるのかによっても、費用は変わります。でらっくじを運営する株式会社パーは、次の範囲に対応しています。

  • 企画立案
  • システム提供
  • 参加施設との調整
  • 広報物制作
  • 事務局運営
  • 景品発送

自社で担える部分が多いほど、依頼する範囲は小さくなります。手が足りない部分を任せるほど、依頼する範囲は広がります。

名古屋・愛知のデジタルスタンプラリー事例で見る、構成の違い

同じでらっくじでも、期間・スポット数・依頼する範囲によって、企画の構成は大きく変わります。ここでは名古屋・愛知の3つの事例について、事例ページに記載された広報・PRと事務局対応を比べます。金額ではなく、何を依頼したかの比較です。

事例 期間 スポット数 広報・PR 事務局対応
中川運河松重閘門エリア 2025年9月13日〜21日 4スポット QR台紙制作・印刷 なし
2025 円頓寺商店街 年末BIG宝くじ 2025年12月13日〜28日 約40 A4片面チラシ制作・印刷(2種)、A2ポスター制作・印刷 参加スポットの管理・調整、店舗・施設向け説明会、運営マニュアル作成、報告書作成
旅ろっ!愛知×ぐるっとツアー 2025年7月19日〜2026年2月28日 54市町村・全307スポット チラシ・ポスターの制作・発送、メールマガジン配信 参加施設への参画依頼・調整、オンライン説明会、運営マニュアル作成、ユーザーサポート、景品の制作・手配・発送

中川運河松重閘門エリア:4スポットのシンプルな構成

名古屋市の中川運河松重閘門エリアで行われた社会実験では、アート展示に合わせて、4か所のスポットを巡るデジタルスタンプラリーを実施しました。参加者は現地のQRコードを読み込むだけで参加できます。獲得したポイントに応じて、現地の飲食ブースで使える割引券などと交換できる運用です。

広報・PRはQR台紙の制作・印刷のみで、事務局対応はありません。この構成で、約100名が参加しました。

円頓寺商店街:前年の企画を土台に続けた商店街キャンペーン

名古屋の円頓寺商店街は、2024 円頓寺商店街 宝くじキャンペーンでデジタルくじを導入しました。目的は、福引コーナーに人を立たせる負担を減らすことです。前年の企画が好評だったため、翌年も2025 円頓寺商店街 年末BIG宝くじとして継続しています。

2025年の企画では約40店舗が参加し、税込1,000円以上の買い物で1回くじを回せる仕組みにしました。商店街での運用を優先し、前年に取り入れていたキャラクター要素を外して、画面構成をシンプルにしています。

旅ろっ!愛知×ぐるっとツアー:約300スポットの広域周遊

旅ろっ!愛知×ぐるっとツアーは、愛知県内54市町村・全307スポットを巡る広域周遊キャンペーンです。54市町村それぞれのご当地モリゾー・キッコロをコレクションできる仕掛けを加え、100スポット以上を周遊したユーザーが20名以上いました。

株式会社パーは、システム提供に加えて、次の業務を一貫して担いました。

  • 参加施設への参画依頼や調整
  • オンライン説明会
  • チラシ・ポスターの制作・発送
  • ユーザーサポート
  • メールマガジン
  • 景品の制作・手配・発送

長期・大規模な企画で金額が上がるのは、こうした項目が加わるためです。

名古屋・愛知のほかの事例は、「名古屋・愛知のデジタルスタンプラリー事例まとめ」でも紹介しています。

デジタルくじ導入費用を抑える3つの方法

デジタルくじの導入費用を抑える方法は、次の3つです。

  1. 目的に必要な機能とスポットに絞る
  2. 前回の企画を土台に続ける
  3. 自社や地域で担える部分を分ける

どれも、見積もりを取る前に決めておくと進めやすくなります。

ホワイトボードに書き出しながら企画を考える高木さん

方法1:目的に必要な機能とスポットに絞る

1つ目は、企画の目的に必要な機能とスポットだけに絞ることです。機能を足すほど設定や開発の手間が増え、参加者にとっても入力や操作が増えがちです。中川運河松重閘門エリアのように、4スポットとQR台紙だけで回遊のきっかけをつくった事例もあります。

何を残すかは、「誰に、どこへ来てほしいのか」から考えます。たとえば「前年比20%増の来街者」を目標にするなら、来街のきっかけになる抽選と掲示物を優先し、アンケートの項目は本当に必要なものに絞る、という決め方ができます。アンケート項目の絞り方は、関連記事「デジタルスタンプラリーの離脱はどこで起きる?|担当者に聞く入力項目の減らし方」で紹介しています。

方法2:前回の企画を土台に続ける

2つ目は、一度実施した企画を、翌年以降も土台として使うことです。でらっくじの場合、前回の企画の使い回しなどであれば、ゼロから組み立てるよりも費用を抑えやすくなります。円頓寺商店街のように、前年の運用を振り返り、画面や運用を見直しながら続ける形もとれます。

翌年以降も続ける可能性があるかどうかは、初回の企画をつくる段階で話しておくのがおすすめです。ご担当者様の間で方針がそろっていると、見積もりの相談もしやすくなります。

方法3:自社や地域で担える部分を分ける

3つ目は、景品や告知など、自社や地域で担える部分を切り分けることです。商店街の企画では、景品を地元の店舗から提供いただく設計にすることもあります。

高木さんは、店舗や施設から「うちでもできる?」と相談されたときの考え方について、「商店街がベースであれば、もう少しコストを抑えてやれると思っていますし、個店でやっていけるような内容で、景品も提供いただけるなら、それをどんどん回していただければいいかなと思っています」と話しています(デジタルスタンプラリーで店舗の負担を減らすには|担当者に聞く役割分担の設計)。

告知の方法も、広告出稿だけではありません。広告費を確保しにくい企画では、無料で使えるPRツールやメディアへの働きかけを重ねる方法があります。高木さんは、ツテをたどってラジオ番組で取り上げてもらったことに触れたうえで、「テレビでも紹介していただいたことがあって、そこは結構効いたのかなと思っています」と話しています(デジタルスタンプラリーで参加者が伸びないとき|担当者に聞く告知術)。旅ろっ!愛知×ぐるっとツアーも、テレビ愛知やFM AICHIなどのメディアに取り上げられました。

一方で、自分たちで動けば何でも効くわけではありません。高木さんは効きにくかった告知について、「私が知り合いに直接会ったときに『このキャンペーン、参加してみませんか』とお願いするやり方は、あまり効きませんでした。その場では『いいね』と言ってもらえても、『また今度ね』で終わってしまいがちなんです」と話しています(デジタルスタンプラリーで参加者が伸びないとき|担当者に聞く告知術)。

また、事務局運営を自社で持つと、参加者からの問い合わせや参加施設との調整がご担当者様に集まります。予算を抑えることだけを優先せず、手が足りない部分は任せる、という線引きがおすすめです。

見積もりの前に決めておくことは何か

見積もりを依頼する前に決めておきたいのは、期間・スポット数・景品・事務局の要否・広報物の5つです。この5つが決まっていると、必要な項目が整理され、金額のぶれが小さくなります。すべてが決まっていなくても、分かる範囲で整理しておくと相談を進めやすくなります。

印刷した資料の入力項目を指でたどって確認する様子

  • 期間:開始日と終了日。1日だけのイベントか、数か月にわたるキャンペーンか
  • スポット数:参加してほしい店舗・施設の数と範囲。参加をお願いする声かけを誰が行うか
  • 景品:内容と数、誰が用意するか(地元の店舗から提供を受けるか)、郵送が必要か
  • 事務局の要否:参加者からの問い合わせ対応、参加施設への説明会、景品発送、報告書作成を誰が担うか
  • 広報物:チラシ、ポスター、QRコード台紙、キャンペーンサイト、広告出稿のうち何が必要か
  • 必要な機能:アンケート、クイズ、表示言語の追加、外部サービスとの連携などを入れるか
  • 予算の上限:今年度に使える金額と、翌年以降も続ける予定があるか

景品を用意する場合は、景品表示法の上限にも注意が必要です。購入などを条件に抽選で景品を提供する場合(一般懸賞)の上限は、次のとおりです。

  • 景品1つあたりの上限額:取引価額が5,000円未満なら取引価額の20倍まで、5,000円以上なら10万円まで
  • 景品の総額:売上予定総額の2%まで

購入者全員に提供する場合(総付景品)は、取引価額1,000円未満なら200円まで、1,000円以上なら取引価額の10分の2までです。判断に迷う場合は、消費者庁の案内をご確認ください。

準備期間も、費用と合わせて考えておきます。でらっくじでは最短5営業日での対応も可能ですが、カスタマイズの内容や参加スポットの数によって準備期間は変わります。参加施設が多い企画では、参画依頼や説明会、QRコード台紙の発送に時間がかかります。開始日が決まった段階で、早めにご相談ください。

見積もりを受け取ったら、どの項目が含まれていて、どの項目が別になっているかを確認します。景品の郵送、キャンペーンサイト、報告書の作成、問い合わせ対応などは、企画によって含めるかどうかが分かれる項目です。内容ごとの目安は料金ページで確認できます。具体的な見積もりはお問い合わせからご依頼ください。

まとめ

  • でらっくじの場合、短期・シンプルな構成なら20万円程度から
  • 長期のキャンペーンでは、景品費・キャンペーンサイト・販促物・事務局運営・広告出稿が加わって金額が上がる
  • 費用は、期間とスポット数、必要な機能、依頼する範囲で決まる
  • 費用を抑える3つの方法は、機能とスポットを絞る、前回の企画を土台に続ける、自社や地域で担える部分を分ける
  • 見積もりの前に、期間・スポット数・景品・事務局の要否・広報物を決めておく

規模や構成の異なる導入例は、事例紹介にまとめています。「この予算でどこまでできるか」という段階のご相談も、お問い合わせから受け付けています。

デジタルスタンプラリーの費用に関するよくある質問

デジタルスタンプラリーの費用はどれくらいですか?

でらっくじの場合、短期・シンプルな構成なら20万円程度からが目安です。長期のキャンペーンでは、システムに加えて景品費・キャンペーンサイト・チラシやポスターなどの販促物・事務局運営・広告出稿が加わるため、金額が上がります。詳しくは料金ページをご覧ください。

デジタルくじの導入費用は何によって変わりますか?

主に、期間とスポット数、必要な機能、依頼する範囲の3つで変わります。クイズやアンケート、表示言語の追加などを組み込む場合や、景品の手配・事務局運営まで任せる場合は、その分の費用が加わります。

長期のキャンペーンで費用が上がるのはなぜですか?

システムの費用に加えて、景品費、キャンペーンサイト、販促物、事務局運営、広告出稿が加わるためです。参加スポットが多い企画では、参加施設への参画依頼や説明会、問い合わせ対応といった事務局の作業も増えます。

翌年も同じ企画を続けると費用は抑えられますか?

でらっくじの場合、前回の企画の使い回しなどであれば、ゼロから組み立てるよりも費用を抑えやすくなります。円頓寺商店街では、前年の企画が好評だったため翌年も継続し、運用を優先して画面構成をシンプルにしました。

参加者や参加店舗に費用はかかりますか?

でらっくじでは、多くのキャンペーンで参加者の参加費は無料です。参加店舗にお願いするのも、多くの企画ではQRコードの掲示物を貼っていただくことだけで、費用の負担はありません。ただし、商店街の企画などでは、景品のご提供をお願いする場合があります。

でらっくじについて

自治体・観光の周遊イベントに最適!名古屋発のデジタルくじサービス「でらっくじ」は、QRコードやURLから参加できるスマホ参加型のデジタルくじサービスです。参加する方はアプリのインストール不要。スマホひとつで参加できます。

できることは、シンプルなデジタルスタンプラリーだけではありません。

  • くじ・抽選の楽しさを足せる:スポットを巡って集めたポイントで、抽選に応募したり景品と交換したり。「回るだけ」で終わらない体験をつくれます
  • デザイン・演出にこだわれる:でらっくじを運営する株式会社パーは、デザインが得意なIT会社です。キャンペーンサイトやSNS動画、チラシ・ポスターまで、プロのデザイナーが世界観ごとつくります
  • キャラクターを集められる:ポイントや景品と一緒にオリジナルキャラクターを獲得し、マイページでコレクションできます。「もう1か所回ろう」の動機になります
  • 広報・PRまで任せられる:プレスリリース制作や取材依頼、景品グッズの企画・手配もお手伝いします
  • 事務局運営まで引き受けられる:参加者からの問い合わせ対応、店舗・施設への参画依頼や説明会、景品の手配・郵送、報告書の作成まで対応します
  • 100%自社開発だから柔軟:標準機能にとどまらず、ご希望に合わせたカスタマイズや追加機能の開発ができます

観光、自治体、商業施設、商店街、イベントなど、さまざまな現場で活用されています。できることの一覧はこちら。

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