まちおこし失敗原因5つと成功への転換策
地域を盛り上げようと始めたまちおこしが、思うような成果を出せないまま終わってしまった。準備に時間をかけたのに、住民や店舗の関心が集まらず、参加者も伸び悩んだ。自治体や観光協会、商店街のご担当者様のなかには、そんな経験や不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
まちおこしとは、住民・店舗・行政などが協力し、イベントや観光施策、商店街の販促などを通じて地域ににぎわいを生み出す取り組みのことです。地域活性化とほぼ同じ意味で使われます。この記事では、企画・運営で確認したい原因を5つに整理します。地域住民や店舗を巻き込めていない、目的とターゲットがはっきりしていない、予算と人の手当てが続かない、他地域の成功事例をそのまま真似ている、効果測定とデータ収集の設計が足りない、の5つです。
この記事では、5つの原因ごとに想定されるつまずきの例と防ぎ方を整理し、商店街で起きやすいつまずき、成功へ転換するための手順、名古屋・愛知でデジタルスタンプラリーを使って周遊イベントを設計した例を紹介します。防ぎ方の部分では、でらっくじ(名古屋市の株式会社パーが提供するデジタルくじ・デジタルスタンプラリーのサービス)で、店舗への声かけから参加者対応まで現場を担当するコミュニティディレクターの高木 美保さんの話を引用しています。
まちおこしの失敗例と防ぎ方の一覧
この記事では、まちおこしの失敗例を、巻き込み不足、目的の曖昧さ、予算と人の不足、成功事例のコピー、データ不足という5つの原因に整理しています。下の表で、自分たちの企画に当てはまるつまずきがないかを先に確かめてみてください。
| 想定されるつまずきの例 | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 行政と一部の有志だけで企画を決め、直前に協力をお願いした店舗が集まらない | 1. 地域住民や店舗を巻き込めていない | 企画の段階から声を集め、店舗にお願いする作業を具体的に小さく伝える |
| 「地域を元気に」が目標のまま実施し、終わっても成果を説明できない | 2. 目的とターゲットがはっきりしていない | 誰に何をしてもらいたいかを決め、測れる目標と測り方を開催前に決める |
| 補助金のある初年度で終わる。中心メンバーが疲れて活動が止まる | 3. 予算と人の手当てが続かない | 役割分担と外部委託で負担を分け、翌年以降の資金の手当ても考えておく |
| 他地域で話題の企画をそのまま持ち込み、地元の参加者に合わない | 4. 他地域の成功事例をそのまま真似ている | うまくいった理由を学び、仕組みは地域の参加者に合わせて組み替える |
| 参加状況を記録・集計する方法を決めずに実施し、次に生かせない | 5. 効果測定とデータ収集の設計が足りない | 期間中から参加状況が数字で見える仕組みにし、改善と振り返りに使う |
ここで挙げる例は、特定の事業の失敗ではなく、まちおこしの企画・運営で想定されるつまずきを場面として整理したものです。
デジタルスタンプラリー・デジタルくじの企画、まずはご相談ください
企画が固まっていなくても大丈夫です。目的やご予算をうかがい、進め方と費用の目安をお伝えします。
まちおこしが失敗する5つの原因とは
この記事では、企画・運営で確認したい原因を5つに整理します。地域の巻き込み不足、目的とターゲットの曖昧さ、続けるための予算と人の不足、成功事例の丸写し、効果測定の設計不足の5つです。1つだけでなく、いくつかが重なって活動が止まってしまうこともあります。
原因1:地域住民や店舗を巻き込めていない
1つ目の原因は、企画の段階から地域住民や店舗が関わっていないことです。行政や一部の熱心な有志だけで進めると、地域の声が反映されず、住民や店舗の側に「やらされている感」が生まれます。
想定されるつまずきの例:行政と実行委員会だけで企画の中身を決め、開催の直前になって地元の店舗に協力をお願いすると、店舗から「負担が増えるだけ」と受け止められるおそれがあります。参加店舗が集まらず、当日も店頭で案内してもらえないまま、来場者が少なく終わるおそれもあります。
防ぎ方:次の順で、企画の段階から地域を巻き込みます。
- 意見交換会やワークショップ、オンラインアンケートで、幅広い世代の住民や店舗の声を集める
- 決まったことを関係者に共有し、誰でも進み具合が分かるようにする
- 店舗に協力をお願いするときは、「何を、どこまでお願いするのか」を作業の単位で具体的に伝える
- 機械や問い合わせ対応など、店舗が不安に感じる部分の受け先を先に示す
でらっくじの現場で参加店舗への声かけを担当する高木さんは、店舗が参加を断る理由について「多いのは、店舗側の持ち出しが多いんじゃないか、という心配ですね。」と話しています。そのため高木さんは店舗の作業量を最初に伝えるようにしており、「私がよく言うのは、『本当にQRコードの紙を貼っていただくだけです』ということです。」と説明しています(デジタルスタンプラリーの参加店舗はどう集める?|担当者に聞く声かけと説明のコツ)。

原因2:目的とターゲットがはっきりしていない
2つ目の原因は、「誰に、何をしてもらいたいのか」が決まっていないことです。「地域を元気にしたい」という目標だけでは施策の方向が定まらず、終わったあとに成果を測ることもできません。
想定されるつまずきの例:観光客を呼びたいのか、住民に地元を見直してもらいたいのか、商店街の売上を伸ばしたいのかを決めないまま、イベントの内容やチラシを作ると、終了後に「何人が来て、どこを回り、何が売れたのか」を誰も説明できないおそれがあります。その場合、次の企画を考える材料も、予算を確保する根拠も残らないおそれがあります。
防ぎ方:ターゲットを決めたうえで、目標を測れる形にします。たとえば「観光客数を前年比20%増」「参加店舗での購入額を前年比30%増」のような目標です。あわせて、アンケート、参加者データ、売上集計など、何で測るのかも開催前に決めておきます。
ターゲットは観光客だけとは限りません。高木さんは、名古屋ぐるっとツアーで参加者から届いた「ずっと名古屋に住んでいたのに、こんな場所があったなんて知らなかった」という感想を挙げたうえで、「住んでいる方が意外にも知らなかった場所に出会えるところは、想定外だったなと思います。なので、こういった活動は地元の人たちにも参加してもらえるきっかけになるのかなと感じています。」と話しています(デジタルスタンプラリーの参加者は何に喜ぶ?|担当者に聞く現場の声)。地元の住民をターゲットに加えるだけでも、企画の目標や告知の届け先は変わってきます。

原因3:予算と人の手当てが続かない
3つ目の原因は、資金と運営メンバーの両面で、続けるための計画がないことです。初年度だけ盛り上がっても、翌年以降に続かなければ、芽生えた地域への関心も途切れてしまいます。
想定されるつまずきの例:初年度は補助金で大きなイベントを開いても、翌年の資金計画がなければ単発で終わるおそれがあります。また、店舗への連絡、参加者からの問い合わせ、集計作業が中心メンバー数人に集中すると、その人たちが疲れて活動そのものが止まるおそれもあります。
防ぎ方:役割分担を明確にし、特定の人や参加店舗に負担が集中しない体制をつくります。問い合わせ対応や集計など、外部に任せられる業務は委託も検討します。資金面では、協賛企業の募集や地元店舗からの景品提供、参加費や地元商品の販売など、補助金だけに頼らない形も考えておきます。
でらっくじでは、店舗にお願いする範囲をあらかじめ絞っています。高木さんは「基本的に店舗さんにお願いするのは、QRコードの掲示物を貼っていただくことと、『お客様がいらっしゃったら、こちらのご案内もお願いします』というくらいです。」と話し、その理由を「あくまでもスタッフさんの負担を考えてのことです。飲食店さんなどではアルバイトの方もいらっしゃいますし、毎日同じ人がいるわけではないと思うんです。」と説明しています(デジタルスタンプラリーで店舗の負担を減らすには|担当者に聞く役割分担の設計)。
参加者からの問い合わせも、でらっくじの場合は事務局が受ける形にしています。主催者のご担当者様や店舗が、問い合わせ対応を一人で抱え込む必要はありません(デジタルスタンプラリーの参加者対応|運営事務局に届く問い合わせの実際)。
原因4:他地域の成功事例をそのまま真似ている
4つ目の原因は、他地域の成功事例を、自分たちの地域に合わせずに持ち込むことです。地域ごとに、観光資源、店舗の顔ぶれ、参加者の年齢層は違います。表面だけを真似ても、地域の魅力は引き出せません。
想定されるつまずきの例:他地域で話題になったイベントを、規模や参加者層の違いを確かめないまま同じ形で実施すると、地元の参加者に合わないおそれがあります。スマートフォンの操作を前提にした仕組みを、高齢の住民が多い地域にそのまま持ち込むと、操作が分からない参加者が途中で離れるおそれもあります。
防ぎ方:成功事例からは「なぜうまくいったのか」という考え方を学び、仕組みは地域の参加者に合わせて組み替えます。高齢の参加者が多いなら操作の手順を減らして現地で案内する、外国人観光客が多いなら表示言語や現地の案内表記を考える、といった具合です。
高木さんは、高齢の参加者について「高齢者の方は、スマートフォンを使うこと自体を『めんどくさい』『難しい』と、ネガティブに感じることが多いと思うんです。」と話しています(デジタルスタンプラリーは高齢者も使える?|担当者に聞く会員登録のつまずき対策)。でらっくじでは、この現場の経験をもとに、カメラで撮るような操作でゲームを始め、面白いと感じてからニックネームだけで登録できる流れに変えてきました。2024 円頓寺商店街 宝くじキャンペーンでも、商店街として初めてのスマートフォン参加型の施策でしたが、高齢層にもスムーズに受け入れられたと事例ページで紹介しています。
外国人観光客を見込む地域では、でらっくじの場合は翻訳機能があり、最初から英語で表示する設定もできます(対応言語の追加は別途お見積もり)。一方で、施設側に英語の表記がないと現地で場所を探しにくい場合があると高木さんは話しています(デジタルスタンプラリーの離脱はどこで起きる?|担当者に聞く入力項目の減らし方)。

原因5:効果測定とデータ収集の設計が足りない
5つ目の原因は、効果測定とデータ収集の設計が足りず、参加者の動きを次の改善につなげられないことです。参加状況を記録・集計する方法を決めていなければ、誰がどこを回ったのか分からず、同じつまずきを繰り返すおそれがあります。
想定されるつまずきの例:参加状況を記録・集計する方法を決めないまま実施すると、期間中はどのスポットが回られているのか分からず、途中で手を打てないおそれがあります。終了後の集計にも時間がかかり、振り返りが次の企画に間に合わないおそれもあります。
防ぎ方:参加状況が期間中から数字で見える仕組みにします。その手段の一つがデジタルスタンプラリーです。デジタルスタンプラリーとは、紙の台紙の代わりにスマートフォンを使い、スポットに置かれたQRコードを読み取るなどしてスタンプを集めながら、複数の場所を巡る周遊イベントのことです。
高木さんは、開催期間中に見ている数字について「ユーザー数と、それぞれのQRコードの読み込み数ですね。この2つは毎日チェックしています。」と話しています。現地にいなくても状況が分かる理由については、「参加する方の動きも、運営側の確認も、オンラインで数字として見えるからです。」と説明しています(デジタルスタンプラリー初日、運営は現場に張り付くのか|担当者に聞く)。
取得した数字は、判断と改善に使います。高木さんは、スタート後の最初の平日の利用数を、告知がどのくらい効いたかを考え、告知の打ち手を見直す材料にしています。スポットごとのQRコード読み込み数からは、読まれていない場所の掲示や案内を確かめるきっかけが得られます。終了後は、開催前に決めた目標と照らして成果を評価し、回られたスポットや参加者の傾向を次回の企画づくりに生かします。

ただし、デジタルスタンプラリーにすれば済むわけではありません。高木さんによると、参加者の手が止まりやすいのは、ゲームを楽しんだあとの会員登録の場面です。そのため、でらっくじでは登録項目やアンケートの質問数をなるべく減らし、選択式で答えられる形にするなどの工夫を続けています(デジタルスタンプラリーの離脱はどこで起きる?|担当者に聞く入力項目の減らし方)。集めたい情報と、参加者の入力の手間のバランスを開催前に決めておくことが大切です。
商店街のまちおこしで起きやすい失敗例は?
商店街のまちおこしでは、5つの原因のうち、とくに「店舗の巻き込み」と「運営の負担」でつまずくおそれがあります。店ごとに業種も営業時間も違い、店頭に立つ人が毎日同じとは限らないためです。
商店街で想定されるつまずきの例には、次のようなものがあります。
- 参加のお願いが「お金や手間がかかる話」に聞こえ、中身を説明する前に断られる
- スマートフォンや機械が苦手な店主が、「お客様に聞かれても答えられない」と参加をためらう
- 福引や抽選の受付に人を立たせ続ける必要があり、寒い時期や忙しい時間帯に店舗・運営側が疲れてしまう
- 景品の協力をお願いする範囲があいまいで、店舗の負担感が大きくなる
- 説明資料が分厚く、店舗のスタッフに読んでもらえない

でらっくじの場合は、これらのつまずきに次のように対応しています。
| つまずき | でらっくじの場合の対応 |
|---|---|
| お金や手間がかかると思われる | 店舗へのお願いをQRコードの掲示と簡単な案内に絞り、最初にその作業量を伝える |
| 機械が苦手で聞かれても困る | 機材やエラーの相談は、参加者から事務局へ直接連絡してもらう形にする |
| 景品の協力範囲があいまい | 景品提供をお願いする場合は、協力範囲を明確にして事前に説明する |
| 説明資料が読まれない | 店舗スタッフ向けの資料は両面程度にまとめ、よくある質問を並べる |
店舗への声かけと説明の仕方はデジタルスタンプラリーの参加店舗はどう集める?|担当者に聞く声かけと説明のコツで、店舗と運営の役割分担はデジタルスタンプラリーで店舗の負担を減らすには|担当者に聞く役割分担の設計で、高木さんに詳しく聞いています。福引の受付をなくした商店街の設計例は、後半の円頓寺商店街の例で紹介します。
まちおこしを成功へ転換するには何から始めればよいか
まちおこしを失敗から成功へ転換するには、目的とターゲットを決めることから始め、5つの原因を企画の順番に沿って一つずつつぶしていきます。最初は小さな範囲で試し、期間中の数字を見ながら直していくと立て直しやすくなります。
- 目的とターゲットを決める(観光客、地元の住民、商店街の買い物客など)…原因2に対応
- 測れる目標と、その測り方を決める…原因2・5に対応
- 住民や店舗の声を集め、店舗にお願いする範囲を具体的に決める…原因1に対応
- 役割分担と外部に任せる業務、翌年以降の資金の手当てを決める…原因3に対応
- 他地域の事例を参考にしつつ、参加者の年齢層や言語に合わせて仕組みを組み替える…原因4に対応
- 告知の手段と予算を、企画の段階で確保する
- 小さな範囲・短い期間で始め、期間中の数字を見ながら改善する…原因5に対応
小さく始めて段階的に広げるには
最初から大規模に展開すると、つまずいたときの影響も大きくなります。初回は商店街の一角や特定の施設、短い期間に絞って試し、参加者や店舗の声を聞きながら範囲を広げていく方法があります。小さな成功を積み重ねることで、次回から協力してくれる店舗も見つけやすくなります。後で紹介する名古屋ぐるっとツアーでも、本番前に名古屋まつりでプレイベントを行い、参加導線や反応を確かめています。
参加者が予想より少ないときはどうするか
参加者が伸びないときは、まず告知が届いているかを見直します。高木さんは「予算の関係で広告が出せないとか、チラシをどんどん刷って掲示していくといったことができない場合はあるんです。」と話したうえで、「どれだけ良い企画でも、知られていなければ参加していただけないので。」と、告知の大切さを話しています(デジタルスタンプラリーで参加者が伸びないとき|担当者に聞く告知術)。
広告費が取れないときの打ち手として、高木さんはInstagramでイベント告知をしている方に一件一件DMで依頼したり、無料で使えるPRツールの活用やラジオ・テレビへの働きかけを重ねたりしています。
現地の掲示物も確認しておきたい点です。高木さんによると、初日に参加者から届く問い合わせで多いのは、システムの不具合ではなく、QRコード台紙が現場に掲示されていないという連絡です。開始前に、納品した台紙が現場のご担当者様まで渡っているかを確かめておくと安心です(デジタルスタンプラリーの参加者対応|運営事務局に届く問い合わせの実際)。
名古屋・愛知でデジタルスタンプラリーを使った周遊イベントの例は?
名古屋・愛知では、円頓寺商店街の年末抽選キャンペーン、愛知県内54市町村を巡る旅ろっ!愛知×ぐるっとツアー、名古屋市内を巡る名古屋ぐるっとツアーなどで、でらっくじを使った周遊イベントを実施しています。いずれも、店舗や施設の負担を抑える運営設計が共通しています。
でらっくじの場合は、参加者はQRコード・URL・NFCタッチから参加でき、アプリのインストールは不要です。スポットを巡るとポイントや景品がランダムで当たり、オリジナルキャラクターをマイページでコレクションできる「くじ」の要素が特徴です。
商店街:受付をなくした年末の抽選キャンペーン(円頓寺商店街)
2024 円頓寺商店街 宝くじキャンペーンは、名古屋市の円頓寺商店街が年末に実施してきた福引イベントを、スマートフォンで参加できるデジタルくじとして設計した例です。従来の福引では、福引コーナーに常に人を立たせる必要があり、寒い時期の長時間対応や人手の確保が負担になっていました。
| 項目 | 従来の福引 | 2024年のデジタルくじ |
|---|---|---|
| 受付 | 福引コーナーに常に人を立たせる | 受付不要。店舗はレジでQRコードを案内するだけ |
| 参加条件 | ― | 対象店舗で1,000円(税込)以上の買い物で1回プレイ |
| 参加の入口 | 福引コーナー | 店頭のQRコード、イルミネーションに設置したQRコード、円頓寺友の会アプリ(TOYPO)からのURL配信 |
イルミネーションのQRコードやアプリからも参加できるようにしたことで、買い物客以外の来街者にも参加が広がりました。商店街各店舗のスタッフ7名をキャラクター化し、限定ステッカーも制作しています。想定以上の盛り上がりで一部店舗に滞留が生まれたことは、翌年の運用改善に生かされました。
翌年の2025 円頓寺商店街 年末BIG宝くじは、前年の取り組みが好評だったことから2年連続での実施となりました。約40店舗が参加し、受付業務を設けない運用を続けたうえで、商店街の運用を優先して画面構成をシンプルにしました。受付が不要になったことで行列や滞留は発生せず、事例ページでは店舗スタッフから「とにかく楽になった」という声が多く聞かれたと紹介しています。参加条件を満たすために購入金額を意識して複数の店舗を回る来街者が増え、商店街内の買い回りにつながっています。

自治体・観光:54市町村・約300スポットの広域周遊(旅ろっ!愛知×ぐるっとツアー)
旅ろっ!愛知×ぐるっとツアーは、愛知県内54市町村・約300スポットを対象にした広域の周遊キャンペーンです。2025年7月19日から2026年2月28日まで実施しました。スポットに設置したQRコードを読み取るとポイントが貯まり、マイページから景品に応募できます。54市町村それぞれにちなんだご当地モリゾー・キッコロをコレクションできる要素を加え、複数のスポットを巡りたくなる導線をつくりました。事例ページでは、100スポット以上を周遊したユーザーが20名以上いたことを紹介しています。
株式会社パーは、システムの提供に加えて、300以上の参加施設への参画依頼や調整、オンライン説明会の開催、運営マニュアルの作成、チラシ・ポスターの制作・発送、ユーザーサポート、メールマガジン、景品の制作・手配・発送までを一貫して担当しました。施設数が多い広域施策で、事務局機能をまとめて担い、安定した運営体制を整えた例です。
観光:デジタルマップと連携した市内周遊(名古屋ぐるっとツアー)
名古屋ぐるっとツアーは、名古屋観光デジタルマップの利用促進と、名古屋市内の観光スポットの回遊促進を目的に企画した周遊キャンペーンです。名古屋市内の約120スポットでQRコードを読み取り、当日限定パスワードを入力すると参加できる仕組みです。参加ごとにポイントが貯まり、条件を満たすと景品に応募できます。“名古屋観光特使 ぴよりん”のコレクション要素も取り入れました。
株式会社パーは、公益財団法人 名古屋観光コンベンションビューローの協力のもとで参画施設との交渉・調整を進め、LP制作、各種広報物の制作、グッズ制作まで一貫して対応しました。本番前には名古屋まつりでプレイベントを行い、参加導線や反応を確かめてから本施策につなげています。ラジオやテレビ愛知でも取り上げられ、認知の広がりにつながりました。
デジタルスタンプラリーの費用はどのくらいかかるのか
でらっくじの費用は、短期・シンプルな構成であれば20万円程度からです。長期のキャンペーンでは、システムに加えて、景品費、キャンペーンサイト、チラシやポスターなどの販促物、事務局運営、広告出稿が加わるため、費用は上がります。最短5営業日で導入できます。詳しくは料金ページをご覧ください。
名古屋・愛知でデジタルスタンプラリーの実施を考えている方に向けて、地域での実績や進め方を名古屋・愛知のデジタルスタンプラリーのページにまとめています。
まとめ:まちおこしの失敗例から学べること
この記事では、まちおこしの企画・運営で確認したい原因を5つに整理しました。原因ごとに対策を実行し、結果を振り返ることで、同じつまずきの再発を減らせます。
- 企画の段階から住民や店舗の声を集め、店舗にお願いする作業は具体的に小さく伝える
- 目的とターゲットを決め、測れる目標と測り方を開催前に用意する
- 役割分担と外部委託で負担を分け、続けるための資金の手当ても考えておく
- 成功事例はそのまま真似ず、地域の参加者に合わせて仕組みを組み替える
- 期間中から参加状況が数字で見える仕組みにし、入力の手間を抑えながら改善に使う
まずは冒頭の一覧表で、自分たちの企画に当てはまるつまずきがないかを確かめるところから始めてみてください。
名古屋・愛知で実施されたデジタルスタンプラリーの事例は、名古屋・愛知のデジタルスタンプラリー事例まとめでまとめて紹介しています。
自治体・観光協会のご担当者様向けには、予算に合わせた進め方や仕様書づくり、実施後の報告までを自治体・観光協会の方へのページで紹介しています。
まちおこしの失敗とデジタルスタンプラリーに関するよくある質問
まちおこしが失敗する原因は何ですか?
この記事では、企画・運営で確認したい原因を5つに整理しています。地域住民や店舗の巻き込み不足、目的とターゲットの曖昧さ、予算と人の手当てが続かないこと、他地域の成功事例のコピー、効果測定とデータ収集の設計不足の5つです。いくつかの原因が重なって活動が止まってしまうこともあります。
商店街のまちおこしでよくある失敗例は何ですか?
参加のお願いが店舗の負担に聞こえて断られる、機械が苦手な店主が参加をためらう、福引や抽選の受付に人手がかかって疲れてしまう、といったつまずきが想定されます。でらっくじの場合は、店舗へのお願いをQRコードの掲示と簡単な案内に絞り、機材やエラーの相談は事務局が受ける形にしています。
予算が少なくてもまちおこしはできますか?
できます。初回は範囲や期間を絞って試し、成果を見ながら広げていく方法があります。告知も、Instagramで発信している方への依頼や無料のPRツール、ラジオ・テレビへの働きかけなど、費用をかけない手段を組み合わせられます。
デジタルスタンプラリーの費用はどれくらい?
でらっくじの場合、短期・シンプルな構成なら20万円程度からです。長期のキャンペーンでは、システムに加えて景品費、キャンペーンサイト、チラシやポスターなどの販促物、事務局運営、広告出稿が加わるため費用が上がります。詳しくは料金ページをご覧ください。
紙のスタンプラリーとデジタルスタンプラリーの違いは何ですか?
デジタルスタンプラリーは、参加状況を期間中から数字で確認でき、台紙を回収して手作業で集計する必要がありません。でらっくじの場合は、スマートフォンでQRコードを読み取るだけでアプリのインストールは不要ですが、フィーチャーフォンでは参加できません。入力項目が多いと途中で離れる参加者もいるため、項目を絞る工夫も必要です。
でらっくじへのご相談・資料のご請求
名古屋・愛知をはじめ、自治体・観光・商店街の周遊企画を企画から運営まで支援しています。サービスの詳しい資料もお送りしています。
でらっくじについて
自治体・観光の周遊イベントに最適!名古屋発のデジタルくじ・デジタルスタンプラリー「でらっくじ」は、QRコードやURLから参加できるスマホ参加型のデジタルくじサービスです。参加する方はアプリのインストール不要。スマホひとつで参加できます。
できることは、シンプルなデジタルスタンプラリーだけではありません。
- くじ・抽選の楽しさを足せる:スポットを巡って集めたポイントで、抽選に応募したり景品と交換したり。「回るだけ」で終わらない体験をつくれます
- デザイン・演出にこだわれる:でらっくじを運営する株式会社パーは、デザインが得意なIT会社です。キャンペーンサイトやSNS動画、チラシ・ポスターまで、プロのデザイナーが世界観ごとつくります
- キャラクターを集められる:ポイントや景品と一緒にオリジナルキャラクターを獲得し、マイページでコレクションできます。「もう1か所回ろう」の動機になります
- 広報・PRまで任せられる:プレスリリース制作や取材依頼、景品グッズの企画・手配もお手伝いします
- 事務局運営まで引き受けられる:参加者からの問い合わせ対応、店舗・施設への参画依頼や説明会、景品の手配・郵送、報告書の作成まで対応します
- 100%自社開発だから柔軟:標準機能にとどまらず、ご希望に合わせたカスタマイズや追加機能の開発ができます
観光、自治体、商業施設、商店街、イベントなど、さまざまな現場で活用されています。できることの一覧は機能ページをご覧ください。
